1. 連句24
  2. 連句24
  3.  » 初霞の巻

現在進行中  初霞の巻 

発句 春 白き峰越え来る里は初霞    花見川濤青
脇句 春 迎えに添える丹精の梅     小倉庵不易
相伴 春 蕎麦湯にも打ち手の気合い春の雪 浦霞影左
 四 秋 「鍋始めました」で、街の秋   青
 五 秋 此処彼処さだめなき世の落葉かな 易
 六 月 月明るくて居酒屋はしご     左
 七 雑 松前へ明日いちばんの北航路   易
 八 雑 祝儀盛り上ぐ伊万里の大皿    青
 九 春 角隠し春風なみだ小津映画    左
 十 春 遅日が繰らすセピアのアルバム  易
十一 花 声が降る花散る丘の始業式    青
十二 雑 モンスターママ教室に来る    左
十三 夏 上々の首尾にも遺恨麦の秋    易
十四 雑 サリンジャー逝きひとり飲む   青
十五 雑 横綱の重みを偲ぶ栃若時代    左
十六 秋 物を思はむそれぞれの秋     易
十七 月 名月や尖る心の溶けぬ夜     青
十八 秋 寝覚の床に蓼の花摘む      左
十九 雑 マイファニーバレンタインさあいつはね  青
廿  雑 二合斗りの米を炊く男(ひと)  易
廿一 夏 細身なり女性大食いこいのぼり  左
廿二 春 おぼろ月夜に鳴く鳥は何処    青
廿三 花 年足るゝ洞の栖(すみか)や花の蔭  易

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

遅い花です。易陳謝。

ご両所さま

如月の東風に吹かれてより此の方、そゞろ神の物につきて取るもの手につかず、花の便りに心をくるはせ、一巻蔑ろに取り乱したる事、深くお詫び申し上げます。 易平身低頭。

気も抜けてしまいましたが花の句、続けました。ご容赦の程を。

廿ニ 春 おぼろ月夜に鳴く鳥は何処 青
廿三 花 年足るゝ洞の栖(すみか)や花の蔭 易

「夜を籠めて鶏のそら音ははかるとも‥‥清少納言」モロコシの故事にもある如く、夜鳴く鳥は怪しゆうございます。ましてや朧夜ともなると、前句の大喰い女と相まって何やら横溝正史先生調にも展開できますが、残り二句ですのでここは静かに、花蔭に宿る徽宗皇帝描きし山鳩の忍び音風にまとめてみましたがいかがでしょうか。
迂生もこの鳥のように、古木の洞を住まいと出来ればこれに過ぎたる事はないのですが。

それでは、大変お待たせした上にご無礼なお願いで恐縮ですが、影左さま、ファイナル、挙句をよろしくお願い致します。易低頭平伏

今週末あたりからは都内、近郊も花の盛りを迎えますです。

櫻がり奇特や日ゝに五里六里 芭蕉
スポンサーサイト

廿一句、頂戴致しました。

影左さま、お早いお付けで痛み入ります。

廿 雑 二合斗りの米を炊く男 易
廿一 夏 細身なり女性大食いこいのぼり 左

「江戸っ子は皐月の鯉の吹流し口先ばかりで腸は無し」なぞと申しますが、昨今の東京っ子、特にご婦人方には腸も胆も据わったお方が多ございます。本朝の将来にとってはまことに心強い限りにございますが、ひきかへて男どもは一体何とした事でせう。

男の炊いた二合の飯をペロリと平らげる女人、しかも細身の楚々とした外見。さあどんな方なのでしょうか。前句の「男」に「女」で応えた相対付け、結構にございます。頂きます。

「恋に焦れて鳴く蝉よりも鳴かぬ螢が身を焦がす」打越や縺れでは全く在りませんが、「蓼の花」の句より恋含みの蓼螢がここまで翔んで来たようです。
廿一句目で、恋は恋でも池の鯉の瀧登り、威勢のよい鯉幟となりました。有難うございます。

それでは、お待たせしました濤青さま。今巻最後の句となります。花前、よろしくお願い致します。易平伏。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。