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現在進行中  初霞の巻 

発句 春 白き峰越え来る里は初霞    花見川濤青
脇句 春 迎えに添える丹精の梅     小倉庵不易
相伴 春 蕎麦湯にも打ち手の気合い春の雪 浦霞影左
 四 秋 「鍋始めました」で、街の秋   青
 五 秋 此処彼処さだめなき世の落葉かな 易
 六 月 月明るくて居酒屋はしご     左
 七 雑 松前へ明日いちばんの北航路   易
 八 雑 祝儀盛り上ぐ伊万里の大皿    青
 九 春 角隠し春風なみだ小津映画    左
 十 春 遅日が繰らすセピアのアルバム  易
十一 花 声が降る花散る丘の始業式    青
十二 雑 モンスターママ教室に来る    左
十三 夏 上々の首尾にも遺恨麦の秋    易
十四 雑 サリンジャー逝きひとり飲む   青
十五 雑 横綱の重みを偲ぶ栃若時代    左
十六 秋 物を思はむそれぞれの秋     易
十七 月 名月や尖る心の溶けぬ夜     青
十八 秋 寝覚の床に蓼の花摘む      左
十九 雑 マイファニーバレンタインさあいつはね  青
廿  雑 二合斗りの米を炊く男(ひと)  易
廿一 夏 細身なり女性大食いこいのぼり  左
廿二 春 おぼろ月夜に鳴く鳥は何処    青
廿三 花 年足るゝ洞の栖(すみか)や花の蔭  易

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折端、頂戴致しました。

影左さま、十八句、折端の句、頂きます。

十七 月 名月や尖る心の溶けぬ夜 青
十八 秋 寝覚の床に蓼の花摘む 左

姨捨から馬籠に抜ける木曾路の風情、綺麗にお纏め頂き有難うございます。また、軽妙な俳画解説まで添えて頂き、濤青さまの洒脱な挿絵とともに、一巻にいっそうの風趣を与えて頂けました。易 深感謝。

「寝覚の床」は、かの浦島太郎が、あの禁断の玉手箱を開けてしまった場所なのだそうですね。
『水鏡』によりますと、雄略帝の廿ニ年(478)七月に蓬莱山に旅立ったと『日本書紀』に記載されている水江浦島子が、淳和帝の天長二年(825)、三百四十七年ぶりに帰還したとありますが、さて、その後の太郎はといいますと、世間のあまりの変わり様と、変わらぬ人の愚かさに落胆し、尖る心が溶けぬまま諸国を放浪し、木曾の山中で「えぇい しゃらくせい」てんで、玉手箱を一気に開け放ってしまったそうです。内からパッと白煙、この世は夢か現か幻か、沢で摘んだ穂蓼のほろ苦さとピリッと仄かな辛味に瞬時は覚醒するも、太郎は忽ちお爺さん。蓋を開けずにもう少し脚を延ばせば、あの姨捨の田毎の月を見ることもできでしょうに。

知るや知らずや、蕉翁の『更科紀行』や子規先生の蕉翁追体験紀行『かけはしの記』には触れられていない、影左さまならではの俳味に溢れた、木曽の谷合いに咲く蓼の花の、淡い匂い香の付一句でした。

「草の戸に我は蓼くふほたる哉 其角」晋子先生も俳号からしてかなり尖ってますね。

では、お待たせしました。濤師、いよいよファイナルラップ、名残の裏入りにございます。よろしくお付け運びのほど、お願い申し上げます。 小倉庵敬白。

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